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白日の下で  緒方ゆうか Official Blog Site

イエメンより帰国し念願の日本ライフを楽しんでいます 読んだ事、考えた事などアップしますのであなたの考えも聞かせて下さい。 国連開発計画イエメン事務所で勤務中に書きはじめ、帰国して医学部受験勉強、2015年5月1日からは熊本市議会議員の悲喜交々を綴り中

1人でも調査をして、公の場で発言する事で市議会を変えていく

2019年9月3日の議会開会日に「熊本市歯と口腔の健康づくり推進条例」という条例を制定するための政策条例検討会を設置しよう、という提案に反対する討論を行いました。私も最初にこの提案を聞いたときは賛成できるかな、と思ったのですが、よくよく調べてみると完全な「むだ」(またはリダンダント)という事が分かったので反対しました。大まかにいうと、熊本市がすでに国の法律と基本計画に基づき、多大な時間と経費をかけて綿密な計画を立てているので、似たような(またはそれより更に粗な)条例をつくるために市民から頂いている貴重な時間と経費を使う必要はない、からです。しかし他のほとんどの会派の方々は残念ながら賛成でした。賛成した方々は、しっかりと調査をして、というよりは、「最大会派の自民党から出ているし、歯と口腔の健康は大切だし、提案者の説明によると熊本県や複数の政令市も同様の条例を制定しているから反対でない」という事で比較的安易に賛成してしまっているように見えました。もちろん私の他に誰も発言しなかったので、それさえも分かりませんが。フッ化物洗口に反対の市民連合も賛成していたのが残念です。自民党が出した原案にはしっかりとフッ化物洗口を推進していく旨も記されていましたし、現在の保守派の圧倒的多数状況からいって、条例をつくることに賛成すればこの項目は必ず入ってくると見通せるからです。

この様な、「最大会派が出すものには基本的に賛成」という様な熊本市議会も、私1人でも、しっかりと調査をし、考え、公の場で発言する事で、市民の皆様に支持して頂き、調査をし、議論をして結論を出す本来の議会の姿に少しでも近づけていきたいと思っています。点線の下は、討論の一字一句です。読んで頂ければ嬉しいです。
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おはようございます。緒方ゆうかです。
討議に入ります前に、九州北部豪雨で被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

さて、「熊本市歯と口腔の健康づくり推進条例」という条例を制定するために政策条例検討会を設置しよう、という提案が出されております。この特定の条例をつくるための政策条例検討会をつくることに「反対」の立場で討論を行います。

もちろん、ご承知の通り、歯と口腔の健康は、私たちにとって極めて重要なものです。歯周病菌が原因で流産が起きる事もありますし、咬み合わせが体全体のバランス感覚に影響を与えたり、生涯食べ物を美味しく食べるなど生活の質に大きく影響を与えるものでもあります。

そのため、国が「歯科口腔保健の推進に関する法律」を定めており、その第3条により、国の「歯科口腔保健の推進に関する基本的事項」に基づき、熊本市も「第3次熊本市歯科保健基本計画」という79ページにもわたる、綿密な計画をつくっております。これは、インターネットでも見ることができます。

これまでの取り組みが功を奏して、歯と口腔の健康の重要性は十分に理解されてきております。熊本市役所でもお昼休みに歯を磨く方を多数お見受けしますし、熊本市の「基本計画」によると市民の虫歯に罹患する率は年々減少傾向にあります。

この「第3次熊本市歯科保健基本計画」は約1年もの時間と相当の経費をかけてつくられております。まず、歯科関係者や介護・福祉施設関係者に対してアンケートが2回に分けて行なわれ、熊本市の担当課に加え、歯科・医療・教育・栄養の専門家や実務家の18名もの委員の方々が3回会って討議し、つくられております。もちろん、市民に対してパブリックコメントも行われております。

この政策検討会設置の提案申し出の際に、条例の原案が示されておりますが、「市の責務、様々な関係者・事業者、および市民の役割を明らかにするとともに、市民の歯と口腔の健康づくりに関する施策の推進のための基本となる事項を入れ込んだもの」となっています。

国が定める歯科口腔保健の推進に関する法律では①国及び地方公共団体、②歯科医師、歯科衛生士等、③事業者(国民の健康の保持増進のために必要な事業を行う者)、④国民、について、責務を規定しており、これに沿う形で、市の基本計画では、乳幼児期、成人期、高齢期など6つのライフステージに分け、一つ一つのライフステージごとに詳しく市、関係機関・団体、そして市民の責務と役割を明らかにしてあります。

すでに熊本市は国の法律に基づき多大な時間と経費をかけ、綿密な計画を作っていますから、我々市議会が似たような内容の条例をつくるために、市民から頂いている貴重な時間や経費をさらに投入するのはいかがなものでしょうか。

大阪府や福井県では、「すでに自治体の口腔保健計画の中に位置づけられている」との理由で、条例を制定していません。日本の人口の1
割を抱える東京都は条例の制定を検討さえしていません。

歯と口腔の健康が重要であると同時に、法令の1つである条例を必要最小限にとどめる事もまた、重要な事です。

これまで申し上げたように、すでに同様の法律や計画が国や自治体のレベルで多重に存在する事、また、これまでの取り組みも、完ぺきとは言えないかもしれませんが、すでに多大に功を奏しているので、市民から頂いている貴重な時間と経費は、より、取り組みのすすんでいない別の事項に使うべきと考えます。よって、「熊本市歯と口腔の健康づくり推進条例の制定」のための政策条例検討会の設置には反対致します。議員の皆様の賢明なご判断をお願い申し上げます。
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  1. 2019/09/06(金) 01:08:51|
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