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白日の下で  緒方ゆうか Official Blog Site

イエメンより帰国し念願の日本ライフを楽しんでいます 読んだ事、考えた事などアップしますのであなたの考えも聞かせて下さい。 国連開発計画イエメン事務所で勤務中に書きはじめ、帰国して医学部受験勉強、2015年5月1日からは熊本市議会議員の悲喜交々を綴り中

AJ+動画の和訳

お待たせしました!日本の女性を取り巻く現状を、私へのインタビューと共にアルジャジーラ・プラスが動画で伝えてくれましたが、やっとある程度の和訳ができました。

動画は下のリンクです。
https://www.facebook.com/407570359384477/posts/1549330868541748?s=540312006&v=e&sfns=mo

Ever wondered why Japan makes it so hard for women to succeed? Hint: it has a lot to do with men.
題「なぜ日本ではそんなに女性が成功するのが困難なのか不思議に思ったことがありますか?ヒント:男性によるところが多いです。」

2017年11月、女性と赤ちゃんが市議会を停止させました。
緒方ゆうか:「『最も神聖な職場だぞ!』等、大きな怒鳴り声が聞こえました。」
「赤ちゃんを連れて議場から直ちに退出するよう求められましたが、『私はここに居ます』と言いました。」
緒方ゆうかさんは熊本市議会の議員です。つまり、日本では数少ない、リーダー的立場にいる女性です。緒方ゆうかさんは、出産後最初の登庁日に新生児と現れ、議場から退場させられました。

緒方ゆうか:「『私は、私の様な立場の市民の代弁者なので、ここにいる権利があります。どうぞ議会を始めてください。』と言いましたが、『赤ちゃんがいる限り議会は始められません。』と言われました。」

日本では60パーセント以上の女性が第1子を出産後、仕事を辞めます。(※)雇用主はそれを期待しているため、女性のキャリア形成に投資しない事が多いです。さらに悪い事には、故意に女性を辞めさせるために、妊娠したら降格させることが珍しくありません。これは「マタハラ」として知られています。

緒方ゆうかさんは、女性の職場での権利向上に尽力してきました。議会棟に託児所をつくるなどの多くの提案はすべて反対されました。そのため、緒方さんは同僚たちに母親の現状を突き付けるために赤ちゃんを議場につれて行きました。

緒方ゆうか:「政治家や権力者に、女性達が言っていること、言い続けてきたことをいいかげんに聞いてほしいです。」「私たちは消耗しています。子どもが欲しくても持てない状況です。」

ゆうかさんの件はもっと大きな社会問題を浮かび上がらせています。安倍首相掲げる「ウーマノミクス」の失敗を表しています。「ウーマノミクス」とは、安倍晋三氏による、男性優位の労働市場に女性を入れる事によって経済を活性化させようという計画です。

日本は人口の4分の1以上が65才という、超高齢化社会で、大人用のおむつの売り上げの方が赤ちゃん用のおむつより売り上げが多く、赤ちゃんの出生数が高齢者の死亡数を下回っています。つまり極度の人材不足の状態で、これは結局、経済の停滞を招いてしまいます。これを解決するために首相は女性が労働市場を補えばいいと計画しました。そして、首相は、それを「女性の権利の向上」と名前をつけました。安倍首相は、より多くの女性が指導的立場につき、育休も取りやすくするなど「女性が輝く」社会を作りたいと言いました。しかし、実際は女性は取りこぼされてきました。ウーマノミクスは女性を輝かせるのではなく、搾取しています。

「ウーマノミクス」以降、女性の雇用者は実際に増えました。2018年に日本のジェンダー指数のランクは149ヵ国中110位でした。原因の一つは女性の雇用の質が低い事でした。非正規雇用で、正規雇用にあるような福利厚生のない仕事です。

緒方ゆうか:「実際に女性の就労者は増えています。しかし、パートで報酬が低く、福利厚生が無い仕事が多いため、働いていても生活が厳しい女性は多くいます。」
ジェンダーギャップ指数で日本がこれほど低いもう一つの理由があります。安倍首相率いる内閣の写真を見てみれば分かります。女性の数を数えてみてください。そうです、一人です。最も重要な政策決定の場に、女性がたった一人しかいません。

緒方ゆうか:「日本の現状がこれまで述べてきたような状況にある、原因の一つは意思決定の場に女性が少なすぎることです。」

その通りです。政治家、政府高官、経営者に占める女性の割合は、たった12.4パーセントです。日本政府はやっと2015年に、大企業は女性を経営側に増やすための数値目標を設定して、それを公表しなければならないという法律をつくりました。しかし、とっても驚いたことに(皮肉的)、しなかったとしても企業に何の罰もありません。

緒方ゆうか「安倍首相の観点からするとウーマノミクスはある程度の成功かも知れません。なぜなら彼の目的は生産(GDP)を増やす事だからです。しかし、政府の「輝く女性」計画は私たち女性が実際に求めている内容とは違っていると言っていいでしょう。」

当初、ウーマノミクスは女性にとって希望の兆しでした。やっと、女性の健康や豊かさは「負担」ではなく、国の優先項目となったと受け止められました。ところが、5年が経って女性の就業者は増えましたが、女性はなお、成功できていません。どのようにウーマノミクスが実行されているか、それがどのような影響を女性に与えるかは、ウーマノミクスを思いついた者には全く関係がないようです。
緒方ゆうか「日本には子宝という言葉がありますが、最近は聞かなくなりました。」
こんな状況であれば、日本の女性が輝けないのは不思議ではないですよね?

※動画の数字の出典元はOECD。内閣府の平成30年11月付のデータによると「第1子出産を機に離職する女性の割合は約47パーセント」となっています。 http://wwwa.cao.go.jp/wlb/government/top/hyouka/k_45/pdf/s1.pdf
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  1. 2019/08/31(土) 23:54:33|
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