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イエメンより帰国し念願の日本ライフを楽しんでいます 読んだ事、考えた事などアップしますのであなたの考えも聞かせて下さい。 国連開発計画イエメン事務所で勤務中に書きはじめ、帰国して医学部受験勉強、2015年5月1日からは熊本市議会議員の悲喜交々を綴り中

「都市整備委員会の一日視察」1/2

今日は、私が所属する「都市整備委員会」の一日視察でした。
「都市整備委員会」とは、熊本市の「都市建設局」が管轄する事業を集中して審議する委員会です。
メンバーは議員8名です。女性は私一人。

まずは議会棟(市役所に付随)に集合して、異動後の新メンバーの紹介がありました。
市役所の人事異動には時々驚かされます。
これまで都市建設局のトップ(局長)だった方が、交通局(市電)のトップに。これまで都市建設局のナンバー2くらいだった方が局長に。局長はしばらく変わらないと思っていたのに、意外でした。

去年の人事で驚いたのは、全く財政のバックグラウンドのない方が財政課のナンバー2になったことでした。
財政関係は様々な政府のスキームや細々とした決まりや計算式などがあるのに、これまでのベテランの人から全く経験のない方に変えるとは、市も随分思い切ったことをするな〜と思いました。本人に財政課を希望したのか尋ねると、本人は「会計」を希望したそうです。「会計」と「財政」は全く別物だそうですが、もしかしたら、人事課の方は似たようなもの、と思ったのかもしれません。もちろん、私の推測にしか過ぎませんが。

都市建設局は非常に男性比率が高い局で、都市整備委員会に出席する課長以上の人は見事に全員男性です。

新体制の紹介や事業の概要説明が終わった後で、4、5台のタクシーに分譲して出発。
まずは龍田方面へ。盛り土をして造成された大規模な住宅地で、地震で造成地全体がずれてしまったので、今後の地震などでそれ以上ずれないようにするために地中に鉄製杭を何本も打つという大規模な工事が行われている現場です。

携帯の調子が悪く、写真が撮れなかったので言葉だけの説明になってしまいますが、道路の半分くらいのアスファルトが剥がされ、ボウリングするような機械が2台稼働して、直径約30センチ、長さ数メートルの鉄製杭を道路の下の地中に2メートルおきに打ち込んでいっていました。

造成地の詳しい資料などは残っておらず、昔の写真と今の写真を比べて、昭和30年代頃に現在の形態に造成されたのではないか、という推測に基づき工事を行なっていて、資料が残っていないのはおかしい気がするし、市の仕事は案外こんな風にざっくりしたところがあって驚くことがある。

都市整備委員会になってつくづく思うのは、「人の欲」が災害の原因になっているという事と、まちづくり(特に防災)には長期的視野が欠かせないが、日本の近・現代のまちづくりにはそれがないために、災害が起こってからの苦しいつぎはぎの対応になっているという事だ。

例えば、龍田陣内にしても、川沿いにしても、水害を考えれば、頻繁に浸かるであろう土地には家を建てない方がいい。でも、水害があると分かっていながら住宅メーカーは家を建てて売る。噂ではそのような土地では安めに売るようだ。そして、安さに惹かれて買う人もいる。一旦家を建ててしまえば、「水害が起きてもらっては困る、市は対策せよ」となってしまう。

造成地にしても、造成地自体が盛り土をして作るため、地盤が弱い。造成地にある家は先の地震で随分被害に遭っている。つまり、市民の安全と財産を守ることを考えるなら、造成せずに家を建てた方が良い。熊本は土地が広いのだから十分可能だ。

龍田を見た後は、またタクシーに乗り込んで市電の上熊本営業所に移動。

暑いのだか、寒いのだか分からず、朝の冷たい空気と曇った感じで、冬用のウールのジャケットを来て行ったら、途中で暑くなりました。

(続く)


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  1. 2018/04/09(月) 15:14:41|
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