白日の下で  緒方ゆうか Official Blog Site

イエメンより帰国し念願の日本ライフを楽しんでいます 読んだ事、考えた事などアップしますのであなたの考えも聞かせて下さい。 国連開発計画イエメン事務所で勤務中に書きはじめ、帰国して医学部受験勉強、2015年5月1日からは熊本市議会議員の悲喜交々を綴り中

「議論が必要」というコメントは何だったのかーウェジーより

私が去年、赤ちゃん同伴で議会に出席しようとして以降から、3月12日に熊本市議会がほぼ議論なく会議規則の改正を行ったことまでを丁寧に追って、『熊本市議会には、議会に乳児を連れて行くことを禁止するのではなく、女性や妊娠・子育て中の議員が参加しやすい環境作りの先駆けとなってほしい。』と締めくくってくれている記事。当事者目線を感じます。


http://wezz-y.com/archives/53159

以下、本文転機
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乳児の入場を禁止する改正案を熊本市議会が可決。「議論が必要」というコメントはなんだったのか

今月12日、熊本市議会は議場に入場できる者を制限することを明文化した会議規則の改正案を可決した。昨年11月に同議会議員の緒方夕佳市議が自身の息子である乳児を連れて議会に出席しようとしたことを受けての対応だ。

 規則の改正案では、議場へ入場できる者を次のように定めた。①議員②議長から出席を求められた者③議長が特に必要と認める者。委員会への入場についても同様に定めた。緒方市議と一名を除いた全員が賛成し、可決している。

 NHKの報道によると、採決のあと澤田昌作議長は「子ども連れで議場に入ることが子育て中の議員の活動しやすい環境の整備につながるとは思わない。現時点では認めるつもりはない」と話したのだという。一方、緒方議員は「女性が活躍できて子育てしやすい社会の流れがさらに進む内容かどうかに疑問が残り、十分な議論が尽くされないままで本当にいいのかと思う」と話したのだそう。

 今回の規則改正の発端は昨年11月22日に遡る。その日、緒方市議は、生後7カ月の長男を連れて議場に入場し、自席に着席した。議長らが子どもを連れた緒方市議を取りかこみ押し問答になった末、緒方市議は別室に移動し、友人に長男を預け議場に戻った。開会は約40分遅れた。

 緒方市議は行動の理由を「仕事と子育てを両立し女性が活躍できるような議会になってほしい」と説明。東京新聞のインタビューでは、「子育ての悩みが個人の問題にされる社会にメッセージを送りたかった」とも語った。

 緒方市議の行動については、SNSでも意見がわかれていた。賞賛の声をあげる人もいれば、制度が整っていないことは問題だが強行的な手段に問題があると眉をひそめる人もいたし、緒方市議を糾弾する人もいた。

市議会議員の中でも意見はわかれていていた。毎日新聞の報道によると、緒方市議の行動について「原口亮志市議は『個人的な理由で議事進行を妨げたのは問題で懲罰の対象だ』と批判。共産党の那須円市議は「『事前に議会運営委員会に相談すべきだった』としながら『欧州では乳児を連れて議場に入ることもある。子育て世代の議員活動について議論が必要だ』」と述べていたのだという。また沢田議長は「『子育てが大変で思い詰めた部分もあったのだろう。子連れでも議会に参加できる仕組みを考えたい』と述べ、近く開催する議会活性化委員会で議論する方針」を示していたという。

 また大西一史熊本市長は、ツイッターに「議場の赤ちゃん連れについて、議会のルールについては執行機関側の長として発言は控えますが、この件を単なるパフォーマンスとしないためにも、子育てと仕事を両立する事がとても大変で困難な環境が沢山ある事を広く社会問題として捉え、一つ一つの改善策を議論する事が政治の仕事だと私は思います」とも投稿している。

 緒方市議の手法については評価がわかれるところかもしれないが、こうした発言を見る限り、緒方市議が求めていた「仕事と子育てを両立し女性が活躍できるような議会」に変化していく可能性を感じさせるコメントは確かにあった。

 しかし、実際は、わざわざ議会へ乳児を連れて入れないようにするための改正案が提出され、ほぼ全会一致で可決されるという結果に終わっている。

 また緒方市議は、以前から議会内託児所や防音された傍聴席の設置を求めていたが、実現しなかったため長男との議場入場に踏み切ったとも述べていた。この要望に対して議会事務局は「『託児所を設けても当面は緒方氏専用になりかねず、市民の理解を得られない』と説明」したのだという。

 事務局の説明からは、子育て中の議員の参加を積極的に推進していこうという意志は感じられない。子供がいても参加しやすい環境があってこそ参加意欲が出てくるのであって、環境を整えることが先ではないだろうか。

 議場に乳児を連れて入ることの是非は置いておくとしても、議会のこのような対応には不信感さえ抱かざるを得ない。11月の騒動の際には「開会の際に議長が議事進行の遅れを謝罪したところ、男性議員から『おわびする人間が違う』とやじが飛んだ」のだという報道もされている。本当に子育て中の議員も参加しやすい環境を整える気があるのだろうか。

 日本の国会の男女比はおよそ9:1、平均年齢は54.7歳。市議会になると女性議員がゼロというところもある。子育ては決して女性だけの役割ではない。共働きで育児をしながら議会に参加しやすい環境作りがなされることは、誰にとっても望ましいものではないだろうか。熊本市議会には、議会に乳児を連れて行くことを禁止するのではなく、女性や妊娠・子育て中の議員が参加しやすい環境作りの先駆けとなってほしい。
(もにか)
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  1. 2018/03/19(月) 22:14:14|
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