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白日の下で  緒方ゆうか Official Blog Site

イエメンより帰国し念願の日本ライフを楽しんでいます 読んだ事、考えた事などアップしますのであなたの考えも聞かせて下さい。 国連開発計画イエメン事務所で勤務中に書きはじめ、帰国して医学部受験勉強、2015年5月1日からは熊本市議会議員の悲喜交々を綴り中

らしさ

アメリカで行われたフィギュア・スケートの世界大会で、男子の一位から三位はすべて日本人だった。17歳から22歳ととても若い。

以前からフィギュア・スケートを見るのが好きだ。
その美しさ、スピード感、鍛え抜かれているのに筋肉質に見えず、しなやかな体。
特に女性のフィギュア・スケーターとそのスケーティング(演技)は美しい。

得点の高低に拘らず、見るのが楽しみな選手がいる。
高橋大輔選手と鈴木明子選手。
高橋選手は高橋選手らしい切れのある動き、おもしろい演技、こだわりのあるステップ、美しい動きなどなど、表現力がすばらしく、見ていて魅了される。

鈴木明子選手はいわずもがなの観客に最も愛されているスケーターではないだろうか。眩しいほどの笑顔、はじけるようなステップ、鈴木選手に良く似合う真っ赤の衣装と口紅。笑顔がかわいらしいので、27歳という大人な年齢に驚いた。

2人に共通するのは『自分らしさ』を良く分かっていて、音楽に乗せて『自分らしさ』を表現しているように見えること。そして結果的に、音楽と完全に一体となって軽快に、また美しく舞っているように見える。

この2人と対極をなすのが、浅田真央選手と小塚崇彦選手。
確かに得点は高い。しかし、見ていて演技はおもしろくない。
なぜだ??と自分でも不思議だった。理由をあれこれ考えていた。
浅田真央選手と小塚崇彦選手は監督が同じなようだ。監督のまなざしは優しげで、人格に問題があるようには思えない。ではなぜ??

そこで気になったのが、先の大会で浅田真央選手が銀メダルを取ったが、演技の直前まで繰り返しつぶやいていた言葉。「音楽が美しいので、とにかく音楽を表現する。」このことを監督にも言われているようだった。このころには浅田真央選手からは初期の頃の笑顔は消え、「(キム・ヨナに)勝たなければ」というプレッシャーだけがあるように見えた。スケートを愛しているようにも楽しんでいるようにも見えなかった。

そして、つい数日前に行われたアメリカでの世界大会。小塚選手は見事2位に輝いた。その演技を見たが、やはりなぜか心にしっくりとこない。そこで解説員が言った言葉「『この曲は自分に合っている』と言っていた小塚選手。」

ここでピンと来た。この2選手は、まず曲があり(しかも監督が選んでいるのかもしれない)、その『曲』を表現しようとしているのだ。そこに、自分らしさの表現、または自分らしく表現するというのはないようだ。

先述の2選手は、まず自分らしさがあり、それを最もよく表現できる曲を選んでいるのではないだろうか。もちろん自分で選んでいるのだろう。特に高橋選手は。

今の浅田真央選手と同じような状況に、荒川静香選手があったときがあったそうだ。このとき彼女は静かに考え、決断をした。より、自分の思いや考えに合う監督に変え、自分らしいスケートを追及する事により、スケートへの愛をとりもどした。その結果彼女は笑顔を取り戻し、のびのびとした演技によってオリンピックで金メダルを獲得した。

技術の高い日本の選手たち。
高橋選手や鈴木選手のように、『自分らしさ』を追及し、表現していってもらいたい。
なぜなら、自分以上に自分らしさを上手に表現できる人などいないのだから。その『個性の美』に我々は打たれるのだと思う。


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  1. 2012/10/22(月) 15:55:12|
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ブッダ・バー

buddha bar lebanon

〔レバノンの首都ベイルートにある、その名もブッダ・バー。早い時間はアジアン・レストラン、遅い時間はクラブ(日本語的にはディスコ?)〕

砂埃さえほとんど立たない平和の国ニッポン。
この「何も起こらなさ」を奇妙だと感じなくなった今日この頃。
「何も起こらない」と感じるのは、多分に自分が静寂と自然を好み、喧騒を避けるからでもある。その傾向を勘案しても、日本は平和だ。

それに慣れると、今度は海外の事情が異常に思える。アメリカで作られた映画が、預言者モハメッドの人柄を侮辱的に描いたとして、アラブ諸国では激怒した人々が暴徒化して大使館が襲撃されるなど、死者が各国で出ている。私は映画を見ていないから分からないが、国連事務総長のバン・キムン氏によると憎しみに満ちた胸の悪くなるようなシーンがあるそうだ。

とにもかくにも、暴力を通してイスラムの良さは伝わらないはずだ。

イスラム教徒の激高と暴力を見るにつけ思い出されるのが、レバノンで行ったブッダ・バー。1階から2回に突き抜ける、店の真ん中の巨大なブッダ像がシンボルで、その他にも店中が仏像で飾られている。レストランの営業が終わると、店員たちが、仏像の頭をわしづかみにして仏像を片付ける。そして、1階部分は消灯。二階部分が点灯し音楽がガンガンなるナイト・クラブに早替わり。これがイスラム教に関するものだったら、とっくにブッダ・バーは襲撃され火炎瓶でも投げ込まれているだろう。でも、ブッダ・バーは無傷。仏教にとって「非暴力」は命だ。だから、チベットの僧侶が暴力に訴えるのではなく焼身自殺をしたりする。焼身自殺はもちろん悲しい。もっと他の方法がないものだろうか。

今、こうして、平和で、美しい場所で、宝物の一瞬、一瞬を過ごせることを心底、幸福だと感じる。


  1. 2012/10/13(土) 22:53:12|
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秋のばら

rose 2
〔熊本県農業公園(カントリーパーク)のバラ。美しくて、香りが良くて私たちをしあわせにしてくれる〕

今日は、午前中に数学をカリカリとしたので、その後、清々しくバラを見に行った。

rose 1

秋らしからぬ強い日差しの下、皆さんがバラを楽しんでいた。

特に大きなレンズの付いたカメラを持って、かがんで熱心にバラの写真を撮るおじ様たちの愛らしいこと(笑)。

熊本県農業公園ではバラのオーナーを募集しているらしい。
好きなバラを購入し、一年間は農業公園で育ててもらい、その後オーナーが引き取るという
珍しい制度。




  1. 2012/10/13(土) 22:39:37|
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