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白日の下で  緒方ゆうか Official Blog Site

イエメンより帰国し念願の日本ライフを楽しんでいます 読んだ事、考えた事などアップしますのであなたの考えも聞かせて下さい。 国連開発計画イエメン事務所で勤務中に書きはじめ、帰国して医学部受験勉強、2015年5月1日からは熊本市議会議員の悲喜交々を綴り中

ホテルでの一日

今日は一日中ホテルにてUNDPイエメン・オフィスの「調達部」の仕事をいかに良くするかについての話し合いがあった。
まずは無記名で問題点を指摘し、その後各々の問題点についてどのように対処するか話し合った。
この一日かけての話し合いにはプロジェクトを担当する「プログラム・オフィサー」と調達部が参加した。

仕事が遅い、プロセスが不明確、などは(悲しいかな)お決まりの問題点だが、これに加えて、多くのプログラム・オフィサーが調達部のスタッフについて感じている問題点として、「目的感/使命感の欠如」が挙げられた。我々プログラム・オフィサーは毎日プロジェクトに接しており、日々イエメンを良くしようと奮闘している。プロセスが遅れれば、政府カウンターパートやプロジェクトスタッフ、ドナーとの信頼関係、目的の達成に多くのダメージがでる。

プログラム・オフィサーはこのような調達の仕事が与える甚大な影響の渦中にいるため、質の高い仕事が速やかに、行われることの重要性を承知しており、そのため時間とエネルギーを割くが、「調達部」のスタッフにはこのような影響は見えずらく、結果的に仕事に対するコミットメントが低くなる。そして、仕事の遅延、回避、多くの間違い、電話に出ないなどなどにつながる。

さらに、プロジェクトを直接担当しない、このような縁の下の力持ち的な仕事をしている人たちは、UNDPの目的に賛同してというよりも、「待遇の良い仕事」として働いている人が多い。仕事の動機がもともと違うとも言える。

一度「調達部」のスタッフが私に面と向かって言ったことがあった。“I don't care about the development of Yemen! (イエメンの発展なんて知ったこっちゃないわよ!)” その発言を聞いてこう思った。今発展している国は、海外からの援助によってではなく、現地の人によってなされている。つまり、イエメン人の手によってしか、イエメンの本当の発展はありえないのだ。

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  1. 2008/12/23(火) 23:13:16|
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サキの紹介と津波

saki〔親ばかと同じで、自分のペットは他の人にとってはさほどかわいくないものだ。なのでこれまで避けてきたが、ネタが尽きたので紹介します。名前はサキ。〕

ちょうどあと2週間で2009年になる。年をおうごとに時間の流れが速く感じるとは本当のことだ。

今年もあと2週間足らずになったが、仕事の面ではまだたくさんやることがある。先述したとおり、津波関係のコンサルタントが来ており、今日も週末だがミーティングがあった。

これから1月に渡り、アル・マハラというイエメン最東部の州、ソコトラ島と周り、それぞれの場所で最も津波の影響を受けやすい村を選び、トレーニングを行う。トレーニングに加え、コミュニティの人々と一緒に津波に関するリスク、避難経路を考える。このような影響を受ける可能性のある地元の人々と一緒にどのような危険があるか、どのような準備をすべきか、実際に何かあったときにどうするかを考える手法は被害を防ぐ上で非常に効果的だ。

アル・マハラ州はイエメンの中で最も人口が少なく、援助の面ではいつも後回しにされがちだが、今回のプロジェクトでこの州に焦点があてられるのは嬉しいことだ。10月に起きた洪水の被害についての情報も集められる。土地柄も随分違うようで、プロジェクトのスタッフは、「アル・マハラでは女性が接客してくれるんだよ!」といって彼の地訪問をずいぶん楽しみにしている。


  1. 2008/12/18(木) 19:51:55|
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イエメンでの津波状況

socotra beach
〔イエメンを代表する島、ソコトラ島の海岸部。今年 "Natural Wonder"に登録された。〕

津波関連の資金を得るために、随分紆余曲折があったが、とうとうこの仕事をするためのコンサルタントが明日の夜イエメンに到着する。

GPSなどの関連機器を持ってくることになっているが、イエメンの内務省はこの手の機器に関しての持ち込みについてかなりうるさいため、UNDPとしても手紙などを用意してスムーズに彼らと機器が入国できるように準備している。国連が数年前に購入した無線ラジオも未だ空港でストップしているという。

イエメンで津波?と思われる方もいるかもしれないが、先のインドネシア沖大地震では遥かイエメンまで波が届き、スコトラ島やイエメン東部の海岸部で最低数十センチ観測されている。近海で地震が起きた場合にはまったく対応できない状態だ。

2人の専門家が明日の夜から1月の下旬までイエメンに滞在し、沿岸部と島について津波による被害の推定、必要な回避措置、津波が起きた場合の早期警告、避難計画、啓蒙活動などについての情報を集め、来年3月までにはこれらの仕事が完了する予定になっている。


  1. 2008/12/14(日) 18:40:18|
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ロシアUNDP副代表

ロシアUNDPの副代表はぶじ昨日帰路に着いた。

彼がいた間、かなり忙しかった。朝・夕の送り迎えのアレンジやら、お腹が空いたといえばお昼をアレンジしたり、家族へのお土産を選んだり。

仕事の面では先の洪水の被害をもっとも多く受けたハドラマウトに行き、3日の予定が、6日被害を視察したり、情報収集したり、朝から晩まで駆けずり回っていた。(写真をアップロードしたかったが容量が大きすぎてアップロードできない。。。残念。)

私はかなりバテたが、彼は副代表だけあってクレージーなスケジュールに慣れているのか、それとも責任感からかかなりタフだった。

それに加えて、普段の仕事と年度末の締め切りに追われ、かなり厳しかった。

とにかくこのイード(イスラムの休日)はタイミングよくやってきて、若干休むことができた。

  1. 2008/12/09(火) 23:52:56|
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