白日の下で  緒方ゆうか Official Blog Site

イエメンより帰国し念願の日本ライフを楽しんでいます 読んだ事、考えた事などアップしますのであなたの考えも聞かせて下さい。 国連開発計画イエメン事務所で勤務中に書きはじめ、帰国して医学部受験勉強、2015年5月1日からは熊本市議会議員の悲喜交々を綴り中

リカバリー・アドバイザー(回復顧問??)

juliet
〔スロベニアが誇る詩人、France Prešerenの悲恋の相手ジュリエット。詩人のブロンズ像が街の中心のスクエアに建てられており、詩人の目が見つめる先には遠くジュリエットの像が壁に埋め込まれている。〕

今回のイエメン東部における大雨とそれによる洪水の被害を受け、UNDPは人々の生活を経済的に立て直すようなプロジェクトを行おうとしている。そのプロジェクトを形にするため、SURGEというシステムを利用して、UNDPロシアの副代表が『リカバリー・アドバイザー』として3週間加勢に来てくれることになった。

しかし、イエメンは木・金が週末だということを知らないのか、NYの担当者がアレンジした旅程で副代表は水曜日の夜遅くイエメンに着いた。うちの副代表に頼まれ、週末ではあるが彼に会いに行くと、彼はすでにやる気満々でスーツで現れた。矢継ぎ早に仕事関係の質問やら指摘やら必要なものの要求やらさんざんされた後で、「今日は挨拶に来ただけで、明日副代表や他のスタッフとのミーティングがあります。」と冒頭に言っておけばよかったと後悔した。

ともあれ、助っ人としてやる気満々で来ていただいたのに、週末に一人ぼっちでほっておくのもなんだと思い、彼と数人の友人を家での夕食に招待した。ドイツ人ということでビールを飲むのかと思っていたら、終始オレンジジュースを飲んでいた。。。さらに良く話していると、東ドイツ出身ということだった。東ドイツの人は西の人ほどお酒を飲まないのか??

急なアレンジだったので、料理などが若干大変だったが、このUNDPロシアの副代表のおかげで皆と楽しい夕食になった。

明日、うちの副代表やら他のスタッフやらとのビジネス・ランチが計画されていて、この時に仕事面での話が進むといいが。


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  1. 2008/11/20(木) 18:43:21|
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TSUNAMI コンサルタント

WHO slovenia
〔世界保健機関スロベニア事務所。スロベニアは旧スーゴスラビア中最も経済的に良い状況にあり、近年EU加盟も果たした。そのスロベニアでWHOは一体どのような活動をしているのだろう?〕

今年度中に使わなければいけない津波関係の基金を最大限活用するために、急ピッチでコンサルタントを探している。様々な機関や知り合いにあたってみて、やっと3人の履歴書が集まった。採用のプロセスを進めるためにはもっと履歴書が必要だ。ともあれ、今日2人のフランス人と電話で話し、この2人は津波関係で経験もあり、よさそうだ。また火曜日の午後7時に電話会議をすることになった。さらにインド人の応募もあり、近日中に話そう。

今回の大雨とそれによる洪水によって、イエメン東部では死者、道路などインフラの崩壊、なつめやし、養蜂や家畜など人々の暮らしを支える農業に大きな被害がでた。これに対してUNDPは緊急援助と一年ほどの長期プロジェクトのふたつのプロジェクトを行うことになった。緊急援助については本部からすでに基金がおりた。今週中に計画書をまとめ提出しなければならない。

さらに、その長期プロジェクトの構築のために、UNDPロシアの副代表が3週間加勢に来る。ハイ・レベルの人が来るとうちのマネジメントも神経質になり、私にとってはホテルや車やらのアドミの仕事が増え、このストレスフルな時期にさらにストレスが増える。この人物が偉いだけではなく、洪水の被害を受けた人々の生活を元に戻すための効果的なプロジェクトを構築できる人物であることを祈ろう。

明日もがんばろう!



  1. 2008/11/16(日) 21:18:43|
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プレッシャー

corns
〔日本の田舎。に見えるが、実はスロベニアの田舎。とうもろこしが干されている。〕

今年の末までに使い切らなくてはいけない津波関係の基金が防災プロジェクトについたのはいいが、まだ送金されていない。年末といっても12月12日が会計年度の締めなので、もう一ヶ月をきった。このお金をなるべく有効活用するために、大至急でコンサルタントを探し、調達関係のアレンジをし、と大きなストレスになっている。

今日も週末だったが朝から各方面にコンサルタントを探してコンタクトしたら、夜やっと手ごたえのある返事が返ってきた。他に仕事が見つかったので残念ながら。。。というような返事もあったので、『もし見つからなかったら、、、」と不安になっていたけど、これで気が少し楽になった。

時間が限られていて、資金も大きいとはいえないが、さらなるイエメンの防災対策に向けて最大限有効活用できるようにもうひとがんばりしよう。

  1. 2008/11/13(木) 23:35:20|
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冬が来た

イエメンに急に冬が訪れた。

寒いなぁと思っていると、どうも風邪の引きかけのよう。週末で直せるようにしようと思いつつも、今日は週末でないイエメン外の国の人々とのやりとりで随分家でコンピューターにかじりついていた。

明日は休めるようにしよう。

  1. 2008/11/06(木) 23:58:44|
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エジプト人について

rock star
〔スロベニア滞在中、現地の友人に、「今日は有名なスロベニア人ロック・スターのコンサートがあるから、必見だよ!」と勧められいってみた。周りの観客はみなティーン・ネージャーだし、"ロック・スター"ということで、てっきり、痩せて皮パン、ピアスの若者が出てくるのかと思ったら、油の乗った50代の禿げのおじさんがでてきたので多少驚いた。しかも、ロックではなく、ソフト・ロックかバラードのような非常に落ち着いた良い音楽だった。スロベニアの若者はこういうおだやかなものに惹かれるのか~と若干カルチャー・ショックをうけた。〕

前記したコンサルタント5名のチーム・リーダーはエジプト人だ。話すたびに、エジプトの首相と働いたことがあるだとか、内戦後アデン(イエメンのとある港町。かつてイエメンが南北に分かれていたとき、南側の首都だった)の復興計画を立てた、その功績が非常にたたえられ大統領の名前と共にどこかの柱に刻まれそうになった、常に重要なポストについていて、xxや00のアドバイザーだった、云々自慢話がたくさんでてくる。

はっきり言ってしまえば、非常に時間の無駄だ。こちらは時間を有効活用して単刀直入な話がしたいのに、いつも彼の自慢話を聞かされ長くなる。

プロジェクトのスタッフによれば、プロジェクトの車両を仕事が終わった後個人的な用事に使いたかったそうだ。

5名という法外に多いコンサルタントのチームなのに、アポをとるチケットをアレンジするなどの雑用はしたくない云々など本当にわがままだ。しかもアドミの仕事もコンサルタントがするという事前の同意に関わらず。

ともあれ、5名中の2名はフランス人、デンマーク人の女性で、彼女たちは話が通じ、結局は彼女たちが仕事を進めていくのだろう。さらに、防災関係のプロフェッショナルはデンマーク人女性ひとりのようだ。このデンマーク人のコンサルタントが来てくれて本当に良かった。今日のミーティングでも、唯一この分野の専門性のある彼女のおかげで、成果物について、またそのタイム・ラインについて中身のある話し合いができた。

世界中のどこを見ても、なぜか仕事を実際に陰で進めているのは女性で、その功績を得るのはその男性上司だ。

私の職場のチームも、チーム・リーダーはイエメン人男性で、実際にプロジェクトを担当している5人のチーム・メンバーは全員未婚女性だ。

ともあれ、今日は水曜日(イエメンでは土曜始まり水曜終わり)。やっと朝ゆっくり眠れます。


  1. 2008/11/05(水) 23:55:33|
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念願のコンサルタントがやってきた

bridge
〔そういえば、スロベニアに行った時、橋の下に流れる川を見ていたら、何かうごめくものを見つけた。毛がむくむくしたものが水面ぎりぎりを泳いでいたので、あの自然豊かなオーストラリアでも見られなかった夜行性のカワウソがここでは日中堂々と活動している!と喜びいさんかけよってみると、単なる巨大ネズミだった。がっかり。両方げっ歯類だし、そんなに違う生き物でもないのに、巨大ネズミだと思うとなんだか気持ち悪く感じるとは人間の心理とはおかしいものですね。〕

今年の3月頃から、防災関係のコンサルタントとそのための資金を獲得すべく動いてきた。
UNOPSから急に「資金があるから申し込まないか。」とのメールがきて、だめもとで申し込みをしてみると提案書がとおった。それからが大変だった。何度もメールでのコミュニケーションを重ね、選ばれたコンサルタント会社からの100ページ以上のプロポーザルに目を通し、さらに議論を重ねた。

とかく海外から見ると危険に見えるイエメンだけに、セキュリティに関して非常に神経質になっており、内務省から安全を保証する手紙をだせなど他のコンサルタント会社より随分無理な要求が来た。でも、防災を担当しているのはちょうど内務省なので、その手紙も大サービスで内務大臣の承諾のサインつきで送った。

このコンサルタント会社は4千万以上の高額な資金を得て、この仕事をすることになった。

あまりに長い時間がかかったので、ほんとうに実現するのかあやしまれるときがあったが、最後には話が早く進み、気がつくとコンサルタントたちがイエメンに到着していた。

今日は初日だったし、コンサルタントたちは夜中に着いたのでミーティングと遅い昼食、セキュリティに関するブリーフィングで一日が終わった。

これから3ヶ月にわたり防災に関する現在の状況を調査、データベースの構築、防災に関する各種法案・ガイドラインなどなどの仕事をする予定だ。

イエメンの防災に必要な基盤をつくる仕事なので、結果が非常に楽しみだ。




  1. 2008/11/04(火) 22:14:58|
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国連機関の緊急援助

dragon
〔スロベニアの首都リュブリャナのシンボル、ドラゴン。人口2万人という小さい国。〕

いま、イエメンでは過日起こった洪水の被害の対応に追われている。

今日は国連機関、INGOでこれからの対応についてミーティングがあったが、国連がよく批判されるように、支援の仕方やそのコーディネーションは良いとは言えない。今日が緊急対応の資金を申し込む締め切りだったのに、現地に赴いた調査団の"緊急"ニーズに関するレポートは2日後にでるという。

ニーズに関する報告書なしで支援をきめるということは、何を、どれくらい、どこに援助するか各機関がわりと適当にきめるということだ。

このような時には頭が冴えて、強いリーダーシップのある人がまとめ役になる必要がある。

  1. 2008/11/02(日) 21:48:50|
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ストレス・カウンセラー

pumpkin
〔秋の庭先。もちろんイエメンではない。10月に行ったスロベニアの片田舎のお家の庭先〕

イエメンで働いていると苦労が耐えない。とくに、政府と働いていて、かつ、何かを変えようという動機を持っていると政府側との摩擦が絶えない。UNDPのプロジェクトを運営する政府側の役人は、悲しいかな「個人的な」利益を得ることばかりを考えている人が多い。

プロジェクト用の車両を私的な用事やプロジェクト以外の目的で使用したり、海外にやたらとでかける口実を作り、海外旅行を楽しんだ上に、日当を稼いだり。もっとひどいことも起きていることは想像に難くない。彼らがこのような私的な利益を得られている間はおとなしくしているが、得られなくなってくるととたんに問題を起こし始める。

私の上司はイエメン人の政府出身者で、このような政府の性質をよくわかっている。そして、このような役人たちに海外旅行などをぼちぼち与え、穏便にやっていこうとするタイプだ。

でも、そうしているといつまでたってもイエメンは変わらないのではないか?
個人的な利益を得ようとする動きに根気良く『NO』 と言い続けることによって、変化はゆっくりとおこっていくのではないだろうか??

あなたはどう思いますか?


  1. 2008/11/01(土) 23:27:20|
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