白日の下で  緒方ゆうか Official Blog Site

イエメンより帰国し念願の日本ライフを楽しんでいます 読んだ事、考えた事などアップしますのであなたの考えも聞かせて下さい。 国連開発計画イエメン事務所で勤務中に書きはじめ、帰国して医学部受験勉強、2015年5月1日からは熊本市議会議員の悲喜交々を綴り中

女性専用ビーチ

sun set

〔エレファント・ベイと呼ばれる場所に沈む夕日。岩の形が像に見える、ということでこの名前。〕

3連休は、「仕事のストレスでいっぱい、いっぱい。休みが必要!」というイエメン人の友人と一緒に海辺の町アデンに行ってきた。もう何度も行っていて、たいして面白くもないかな、などと思いながら行ったが、やはり海はいい。

イエメン人の女性と行ったので、去年新しくできた「女性専用ビーチ」に初めて行った。
午前中は若干名、日差しの強い日中はほぼ皆無、夜になるとごったがえす。トイレ、シャワーや着替え室などもあって便利。マッサージ、美容室、マニュキュア・ペディキュアなどもあった。

イエメン人女性は概して運動をしないが、水泳は特に肌の露出をともなうこともあり、学校や近所にプールがなく、水泳を習わないこともあって、泳ぎは大変ヘタ。私たちが行った午前中は、女性たちは皆波打ち際にすわっていて、お風呂にでもつかっているかのようだった。

男女混合のビーチでは、女性は頭に巻くスカーフと体をすっぽり包む黒いアバヤを着たまま、何やら揺らめいているイエメン人女性たちがいる。正直に言ってしまうと、黒い物体がゆらゆらしているとちょっとこわい感じがする時がある。さらに、ただでさえあまり泳ぎの上手でないイエメン人女性たちが、濡れると非常に重く、体にまつわりつくアバヤを着たまま海にいると、こちらとしては溺れないか非常にハラハラさせられる。

働きづかれていた友人は、一日だけ体調を崩して寝ていたが、その他は泳いだり、買い物をしたり、シーシャを吸ったり、イエメンで一番美味しいと言われている中華を食べたり、美容関係のケアをしたりして、リフレッシュできたことだろう。



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  1. 2008/05/28(水) 00:39:34|
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新しいスタート(?)

daily things

〔日用品屋さん〕

防災担当の政府代表者たちは無事にジュネーブについたようで一安心。

彼らがこの視察に参加できるように色々頑張ったわりには、ビジネスクラスでないといかないとか、旅行の日にちが変わっても日当は返さないとか、本当にあきれるばかりだったが、何かを学んで戻ってきてほしい。政府の防災担当者がそういう自分のことばかり考えるのではなく、人命がかれらの肩にかかっていることを自覚して行動してくれたらもっとこの国の防災面は向上するのではないかと思う。

これまでしばらくの間、暫定的に事務所外から働いていたが、明日から事務所に戻れる事になった!これでやっと通常通り仕事ができる!と思った矢先、コンピューターがクラッシュした。何の前触れもなく。明日データをなんとかとりだして別のコンピューターを使えるようにしてくれるということではあった。

一難さってまた一難。でも、「難」に感じないところが不思議。イエメンではこれぐらい想定内。コンピューターも実に古かったし、サナアのひどいホコリでホコリまみれでもあった。

ともあれ、明日久しぶりにオフィスにもどるのが楽しみだ。

  1. 2008/05/18(日) 23:23:11|
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iby

〔お世話になっている近所の銀行。以前はIDを求められたが、外人ということもあってか最近は顔パス。〕

今日もお別れ会があった。UNHCRで短期勤務したフランス人の人が明日を最後にUNHCRイエメンを去る。UNHCRにはフランス人(またはフランス語のネイティブ・スピーカー)が多く働いている。そして、短期の人が多い。

お別れ会の前には、若干働いた。出張報告書、スウェーデンから地雷除去プロジェクトへの資金を得るためのプロポーザル、メールの処理など気になっていたことがいくつかできてよかった。すると、とたんに気持ちもなんだか明るくなった。やはり、前記したように、仕事がきちんとできることは、仕事以外の部分を楽しむ面でも重要。

そして一悶着あったスイスへイエメン政府代表をおくる一件も今日ほぼ片付いた。ヴィザが出発以前に着くかどうか不確かだったが、たまたま今日イエメンへ出張する予定になっていた駐サウジアラビア、スイス大使館の次席が持ってきてくれた。政府代表とともに彼の泊まっているホテルまでとりに行った。あとは代表たちがちゃんと飛行機に乗って、ジュネーブに無事着くのを祈るばかり。


  1. 2008/05/16(金) 23:28:08|
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失敗

qoran cd

〔隣のイエメン人がメッカに巡礼に行くときに、コーランのCDを頼んだら、CD15枚完全版みたいな仰々しいものを2バージョンも買ってきてくれた。そして費用を渡そうとしたけど、どうしても受け取ってもらえなかった。彼の一族がお金持ちなのもあるかもしれないが、それよりイスラムを広めることが重要なのだろう。〕

"Stone Merchant"という、ハービー・カイテル出演の映画がある。

イスラムのジハードを自爆テロの形で実行するグループと、そのターゲットになった夫婦の関係と行く末を描いている。もちろんこの一行ではあらすじは全くつかみきれないのだが、一貫して静かにテロリズムを糾弾している。

この映画をイエメン人の友人たちと見てしまった。

「すべてのイスラム教徒がテロリストなのではない。」と言う発言に対して
自殺テロに巻き込まれ両足を失った男性が「でも、すべてのテロリストはイスラム教徒だ!!すべてのイスラム教徒はテロリストになりうる!」と発言。

確かに一理ある。

しかし、そのシーンで友人のイエメン人たちが、「じゃあ私たちも数年後にはテロリストになるってことね。」と皮肉気に言った。

私は冷や汗。

真実ほど語るのが難しい。だから、映画が終わったあと微妙な沈黙が流れた。そして、すぐにチャンネルは軽めのジャッキー・チェンの映画に変わった。

微妙な空気は流れていたが、イスラム教徒の人々がイスラム教徒でない側のものの見方からつくられた映画をみることは稀で、良い機会になったかもしれない。



  1. 2008/05/15(木) 23:29:33|
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災害

road after rain

〔雨が降ったあとの近所の道〕

今日は水曜日。週終わりの日。今日はばたばたした日だった。

朝一でユニセフでのミーティング。小型武器のプロジェクトをユニセフ・UNDPでやるはずだったが、ドナーが共同でのプロジェクトに同意しなかったため、子供関係の活動はユニセフのアドバイスを受けながら、プロジェクトの運営はUNDPだけでやることになった。それが決まったとたん、ドナーが手を引くことになった。エネルギーと時間ばかりとり、なかなか実らないこのプロジェクトだが、今本部からの資金を待っている。それを待ちつつ、こちらでは準備を続けている。

ユニセフはこのプロジェクトに関してとても協力的で助かっている。

スイスでの防災関係の視察は今日から始まってしまったが、イエメンの政府代表はビザがまだ届いていないため昨日出発できなかった。ビザがここ数日に来ることを見越して、金曜日の夜遅くのフライトをとってあるが、今のところ彼らがスイスに行けるかどうかは不透明。4月上旬からビザの手続きをするよう再三言っていたのだが、最終的に彼らが申請書や必要書類をサウジアラビアにあるスイス大使館に送ったのは5月7日であちらに着いたのが5月10日だったということが今日判明した。14日出発するというのに、ほんとうにどうしたら5月7日に書類を送付して間に合うと考えられるのだろうか?イエメンではこれらの手続きはコネでどうとでもなる世界なので、政府関係者はこういうメンタリティをもちがちだが、他国とやり取りするときはそういうわけにはいかない事を分かってもらいたい。

今回のスイスへの視察旅行に関しての手続きで防災プロジェクトの政府カウンターパートの弱点が多く見えた。若干先が思いやられるが、今になってカウンターパートを返るわけにもいかないだろうし、もっとも変化が必要かつ困難なところからはじめるというのも良いのかもしれない。

頑張っていこう。



  1. 2008/05/14(水) 18:10:25|
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まずまず

sign yuko kyokai

〔日本&イエメン友好協会なるものがあり、毎週よさこいを練習している。先週の週末イベントで披露するはずだったが、日本人観光客2名の誘拐のため「自粛」することとあいなった。〕

地雷除去プロジェクトとともに、防災プロジェクトも担当しているが、今日はこのプロジェクトのトラブル・シューティングの日だった。

イエメン政府において、防災関係は内務省の管轄になっており、UNDPのプロジェクトは内務省の防災センターをカウンターパートとして行われている。それなのに、先日ISDR(国連の防災関係専門の機関)が環境省をカウンターパートとして、アラブ地域会議をイエメンで開催するというお知らせと招待が来た。しかし、その日程はアラブ地域の防災を担当する政府高官がほとんどスイスで行われる別のトレーニングに参加する日程と重なっていた。どの国でもほとんどUNDPが防災関係を担当しているのに、どの国のUNDPともコーディネーションがなされていなかったようだ。

なぜ環境省と動いているのか?という疑問を抱きつつ、ちょうど開催日がスイスで行われるトレーニングと重なっており、アラブ地域のほとんどの政府関係者はそちらに行く旨をメールで知らせた。そうするとしばらくして会議が今年の後半に移動になる旨の連絡が来た。

私のメールがこの変更をもたらしたのだろうか。。。?真偽のほどはわからない。

今日、ISDRのカイロ地域事務所の担当者から電話連絡があり、UNDPの防災プロジェクトや政府カウンターパートについて話した。UNDPが防災プロジェクトを数年前からやっていることや、カウンターパートが内務省であることなど、まったく知らなかったようだ。このままでは同じプロジェクトを違うカウンターパートとやることになり、政府省庁間の摩擦やまさしく「援助のムダ」の現象を引き起こしてしまう、という懸念を伝えた。このへんのpoliticsは実に難しい。

  1. 2008/05/13(火) 23:23:12|
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両立

hachi

〔友人がイエメンを去るときにくれた観葉植物。たくましく育ってくれている〕

仕事とプライベートの両立は常に挑戦。どちらかのクオリティが下がるともう一方に影響をあたえる。両方充実しているときが一番充実感と達成感が感じられ、時間を有意義に使っている感が得られる。

仕事の環境はセキュリティの関係で厳しいが、元気を出して挑戦していこう。

  1. 2008/05/09(金) 22:46:17|
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ヨーロッパの日

geranium

〔外にいると日中は夏のように暑い。夜も寒いと感じることはなくなった。〕

今日は「ヨーロッパの日」だということで、EC主催のレセプションがホテルで行われた。ECの代表と人権大臣からともに長めのスピーチがあった。

ヨーロッパの日があるとはこの日の招待状を頂くまで全く知らなかった。EU設立の日なのだろうかと思い、同席したフランス人にそうなのか尋ねたところ「たぶんね。」という不確かな返事だった。

さらに、ホテル側が用意した、例の青いEUの旗がボードにしてあり、その上下に「ヨーロッパ連合・国立記念日」と書いてあった。ホテルの人々はEUのことを知らないのだろうか?おそらく知らないのだろう。

暫定的職場にPCが持ち込まれ、メールをチェックしたり書いたり、文書を作成したりすることができるようになり、仕事が出張帰り直後より若干できるようになってきた。と、ともになんとなく気分も良くなってきた。

PCがない間ほぼ全く仕事ができなかったので、仕事がたまりにたまっているが、これからがんばっていこう。


  1. 2008/05/05(月) 23:10:15|
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やはり前に進みたい

dark clouds

〔いかにも雨が降りそうな、まっくろな空〕

bike

〔雨が降ると道路一面が洪水状態に。今年は一月遅れで雨季が始まったよう。〕

イエメン人はとてものんびりしている。仕事がたくさんあっても締め切りを守ろうと無理することはあまりない。家族が最優先。その次が友人。仕事は優先順位のかなり下のほうに来る。

そんな価値観になれ、イエメンののんびりさかげんにもなれ、自分もぬるま湯につかりだした最近、「そういう価値観もいいな。」と思い始めていた。「過労が何になるのだろう?一番大切なものはやはり大切な人々との時間じゃないか」と。昨日日本人数名と集まったときにも、そう宣言していた。

しかし、今日NHKを見る機会があって愕然とした。日本では、日々前進、日々向上で色々と変化があるようだ。先輩職員は、後輩職員に「自分の創造力で新しいものを生み出しなさい」と新しい製品の発案をうながし、若者は音楽やグラフィックなどで自分を表現しようとしている。人々は一生懸命、頭を使い、体を使い、変化を生み出している。もちろん大切な人々との時間は最も価値があるのだろうと思う。

そして、やはり、のんびりしているだけでなく、前に進んでいきたいと思った。



  1. 2008/05/04(日) 23:13:03|
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