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白日の下で  緒方ゆうか Official Blog Site

イエメンより帰国し念願の日本ライフを楽しんでいます 読んだ事、考えた事などアップしますのであなたの考えも聞かせて下さい。 国連開発計画イエメン事務所で勤務中に書きはじめ、帰国して医学部受験勉強、2015年5月1日からは熊本市議会議員の悲喜交々を綴り中


早いもので、もう八月も終わろうとしている。一年の半分はとっくの昔にすぎてしまった。7月も終わりに近づいたころ、年始に考えたであろう一年の目標を思い出そうとしてみたが、はっきりとは思い出せなかった。これからは書いておいて時々見られるようにしよう。

それでも、自分の考えることなので大方以下のようなものだったのではないかと推測できる。

仕事面で経験と実績を積む
イエメンにおいて紛争解決プロジェクトを行う
良い人間関係を構築する

仕事において言えば、数年前からの課題は「物事を早く効果的に進めること」これは性格(完璧主義とか)にも関係するようで、なかなか大きな課題だ。職場の次席が皆によく言うのは「20/80ルール」だ。20%のちからで80%の仕事をすませるというもの。80%…せめて95%ぐらいの完成度でやりたいと思うが、このへんが課題なのだろう。これはこれから、自分がひとつの仕事にかける時間を意識しながら取り組んで行こうと思う。

イエメンにおける紛争解決のプロジェクトは去年7月イエメンに来て以来ずっとやりたいと思ってきたが、ここへ来てやっと現実味をおびてきた。サアダ州での政府軍とハウティ派の紛争(武力衝突)、マーレブでの自爆テロ、昨今加速するインフレによる人々の不安と怒りやこれまでもずっと続いてきた部族間の紛争、土地や水に関わる紛争などなどを受け、事務所の代表も必要性を感じはじめてくれたようで、そこへちょうどよく紛争解決がバックグラウンドの私がいたので、プロジェクトをはじめられるようにわりとすばやく動くように少し前に指示が出た。それ以来、紛争解決のプロジェクト経験のある団体や紛争地に行き情報を持っているジャーナリストに会うなどして情報収集をしている。これから具体的なプロジェクトに絞っていくために、関係者らと協議して進めていきたい。



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  1. 2007/08/22(水) 12:34:24|
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厳しい日々

Cameria Window

[カメリア窓。イエメンのほとんどすべての家の開閉式の窓の上についているステンドグラスのような窓。このようにイエメンではまだまだ伝統が残っています。]

Cameria Window w Light

[朝日があたるカメリア窓]


Cat on Bonnet

[窓から外を見ると車のうえに猫が寝ていました。サナアは高地で夏でも朝夕は肌寒いのでエンジンのぬくもりのある車のボンネットの上に寝ていたのでしょうか?]

ここ数日は若干厳しい日々が続いている。

大切で、かつ、急ぎの仕事がたくさんある。なのに一つ一つ時間がかかり思うようには進んでいかない。本部から早急に提出するように言われているドナーへの報告書は2001年のものと古いためてこずっている。古い上に当時UNOPSも関わっていたため、さらに複雑になっている。

その上、上司は「僕は今から出張に行って、日曜に戻る。」と出張当日に私にそのことを告げ行ってしまった。困っているときに聞ける上司がそんな長い間いなくなってしまうと非常に心もとない。

地雷除去のプロジェクトは大規模であるため、ドナーも多く十分気をつけてマネージしないとお金など訳が分からないことになってしまう。しかし、これまでかなりその場しのぎで物事が片付けられてきたようで、積もり積もってかなり訳の分からないことになっている。数年前の使い残りのお金などドナーに返金されていないものもちらほらありそうだ。随分前から全部すっきりさせたいと思ってきたが、日々の仕事に追われてじっくり時間をとって調べる時間をとれていなかった。

今回の本部からの依頼は大変だが、これらの資金を洗いなおすのにはいい機会になりそうだ。

ここ数日大変だけれども、めげずに頑張ろう!

  1. 2007/08/22(水) 04:46:34|
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鬼のいぬ間に

Dusk Office

[オフィスの窓からの夕暮れ(夜に近い?)]

今日は大事な事項がいくつかはかどってほっとした日だった。

地雷除去プロジェクトのフェーズ3の主なドナーはECなのだが、ECに提出する予算書が完成し、EC側に提出することができた。もちろん、あちらのフィードバックによっては訂正する部分も出てくるかもしれないが。得てして長期間かかるECとのAgreement(同意書または契約書?)作りだが、早くいくことを願ってやまない。

現在、NY本部でのイエメンの地雷除去プロジェクトの担当者が産休に入ってしまい、その他まだまっている今年用のファンド獲得に動いている人がいるのかどうか心配で、問い合わせのメールを書いた。催促のメールを書くときにはいつも文面に気を遣う。

また、終わったプロジェクトの「締め」とでも呼ぶのでしょうか、終了の手続きが終わっていないプロジェクトがイエメンUNDP事務所には数多くあり、今年はこれらのプロジェクトをしめることが事務所全体の目標にもなっている。私がしめなければいけないのは90年代後半から2000年代初めのものから、去年終わったものまであるが、上司の進めもあり、「簡単なものから」手をつけることになった。初めてのことだったので若干時間がかかったが、去年終わった小さな「鳥インフルエンザ」に関するプロジェクトのしめのプロセスを進めることができた。


  1. 2007/08/18(土) 23:39:04|
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Princess on the Street

Princess in the Street

[路上に現れたお姫様]

Princess by the Gate

[もう一枚]

斜め向かいの家で結婚式が続いているらしく(イエメンではふつう結婚式は数日続く)ドレスアップした女の子が家の前の道に立っていた。そこへ、アバヤの中はドレスアップしているであろうたくさんの女性たちも現れ、どんどん家の中へ入っていった。なぜドレスアップしているか分かるというと、アバヤの裾からゴージャスな生地が見えるのと、顔をすっぽり黒い布で覆っているからだ。イエメンでは女性がお化粧しているときはかならず顔を隠さなくてはならない。

  1. 2007/08/16(木) 23:29:48|
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脅しの本人からの返信

Mizore

[先日、大雨・あられ、そして、みぞれのようなものが降った。お昼なのに真っ暗。確かこの日の前後職場のサーバーがダウンしたのだったか?]

先日の脅しのメールの本人から返信が来ていた。今度は打って変わった語調で感謝の内容だった。しかし、この件についてはドナーからの金額を確認する大切なメールが、たまたま先日職場のサーバーが数日間完全にダウンしていた間に来ていたようで、もちろんそのメールを受け取れなかったわたしたちは返信せず、新しいユニセフ側の担当者もメールは見たけど特にアクションをとらなかったため、せっかく2年間分の予算を組み立てたが、もとのままの一年分の予算だけ承認されることになった。2年分予算を確保できなかったのは残念だが、このドナーとのやりとりはかれこれ一年ほど続いていて、やっとそれが実りそうなので若干の安堵感がある。

  1. 2007/08/13(月) 06:55:27|
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脅しへの返答

Dam

[古い貯水池。昔はこのように小規模でも手作りのインフラが作られていた]

昨日の脅しのメールに答えるべく、朝一でユニセフ側の担当者とミーティングを行い、ドナーに提出するファンディング申込書の統一した記入の仕方を決めた。ユニセフ側には変更が必要だったため、変更をしてもらったのち、私が双方を足したものを作成し、本部に送ることになった。この新しいユニセフ側の担当者はとても感じがよく、仕事にも協力的なため非常にやりやすい。

この日は長々としたミーティングがあったため、この脅しのメールに返信し終わったのは7時近かっただろうか。

さらにこの日も本部の同じ人物から別件に関して同じく緊急にアクションをとるようにとの強いメールが来た。カナダ政府が現在、報告書など記録関係をきちんとするために緊急に動いているそうで、すぐに2本のレポートを本部に送付するようにとのことだった。代表や次席などもCCに入っていたため、すぐに次席からも「すぐにとりかかります。」とメールを出しなさい、代表からは私の上司に向けて「なぜ報告書がでていないの?再三大事だと言っているでしょう!」というような内容のメールが来た。1つは2001年度、もうひとつもおそらく私が来る前のものだと思うが、私の疑問は、この本部の人物は自分のオフィスにあるファイルを探した上でこのような強制的なメールを書いているのか、ということだ。なぜならこの報告書は本部からドナーへ提出されるべきものだからだ。ドナーが報告書を受け取っていないといっていてもそれはすぐに現地事務所の責任ではなく、報告書作成義務のある現地事務所と報告書提出義務(本部を通してくる基金は本部が報告書作成義務もある)のある本部の双方の責任ではないのか?

それにしてもこの地雷のプロジェクトは以前きちんと処理されていなかった問題が今になって見つかったり、それによって現在にしわ寄せが来ていたりして、わりと新しい私にとってはなかなか大変だ。


  1. 2007/08/12(日) 05:43:50|
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脅迫のメール

terraces and city overlook

[以前イエメンに遊びに来た旅行者に頂いた写真。イエメンは本当にきれいなんです。]

仕事場に行ってアウトルックを起動させると、週末に20~30ほどメールが来ていた。木・金はその他の地域では休みでないため、メールがたくさんやり取りされている。来たメールの重要そうなものだけ開けてみた。その中の一つは本部からで、脅しのような内容だった。「明日中にこのフォームを埋めて送り返さないと、もうこのプロジェクトに対するお金はでないと思いなさい。」というような。このプロジェクトはユニセフと共同で行うべく、去年からプロポーザルやドナーとのミーティングなどを一緒に行ってきた。ユニセフ側の担当者に連絡を取ると「私たちにも脅迫のメールがきたわよ!」ということだった。

上司にこの件について知らせると、「気にしない、気にしない。明日までに分かる部分を埋めて送ればいいよ。」といたってリラックスした様子だった。

明日の朝8時半のユニセフとのミーティングのために、フォームをできる限り完了させた。



  1. 2007/08/12(日) 04:45:02|
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決意/地雷除去犬センター訪問

Searching Mine on Car

[車両にしかけられた地雷を探す訓練。]

これまでは毎日の仕事におわれて、なかなかプロジェクトの現場に行くことができていなかったが、これからは忙しい中でも現場に行こうと決意した。地雷除去プロジェクトは地雷を除去することに関してのキャパシティは培われてきて、いまでは外国人のアドバイザーはやとっていない。一方でプランニング、報告、人事関連、ファイナンシャル・マネジメントなどなど組織としての仕事のキャパシティはまだこれからである。これからこのプロジェクトに関してはそこに焦点をあてて現場を訪れていこうと考えている。

その決意の第一歩として、仕事場から30~40分のところにある地雷除去犬センターに行った。コミュニケーション・オフィサーも一緒に来てもらった。
Mine on Car

車に仕掛けられた地雷。犬がにおいをかいで探すため爆薬がはいっている。

MDD 1

4頭で従順性の訓練。うち一番左の犬はなんだかせわしない。

MDD 2

左の犬は右方向の人が気になっているようだ。

MDD 3

右3頭はちゃんと言うことを聞いている。

MDD 4

しかし、一番左のはやはり。。。

Dog in Kennel

いわゆる「地雷除去犬」のイメージではないが、この子も立派な地雷除去犬です。

犬を怖がっていたイエメン人女性のコミュニケーション・オフィサーも帰りには犬の優秀さに感服したようだった。

地雷除去犬たち、いつも過酷な中で弱音を吐かず働いてくれて本当にありがとう。




  1. 2007/08/05(日) 21:34:30|
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エゴ?

Mahweet

[写真はマハウィートという場所。写真と本文は関係ありません。]

今日のハイライトは地雷除去プロジェクトフェーズ3のプロジェクト・ドキュメントを地雷除去委員会長とUNDP代表が署名することだった。本来ならばメディアも呼び、計画大臣・地雷除去委員会長・UNDP代表の3者が同時に参加して大々的に署名式を行うところだが、先日、休暇に入る計画大臣をつかまえて急遽サインしてもらったために、今日は委員会長と代表の2者による署名式となった。

ところが!そうは簡単にはいかなかった。

「今回のプロジェクト・ドキュメントに関して署名のやり方が異なっているのはなぜなのか説明して欲しい。」と地雷除去委員会長がいう。本当の理由は分からなかったが、どうやら計画大臣だけが先に署名したのが気に入らなかったらしい。(ランクで言えば計画大臣の方が地雷除去委員会長よりもはるかに高い。)先に計画大臣と会って署名をもらったので、自分が見過ごされていると感じたのか、計画省と同等に扱われていないと感じて不服だったのか、はたまためったに会えない計画大臣とこの機会にコネクションをつくろうと狙っていたからなのか真相は分からないが、「以前はプロジェクト・ドキュメントに署名などしなかったのに。」と事実と違うことまで言い出してしまった。ちょうど私はフェーズ2のプロジェクト・ドキュメント(もちろん3者の署名と団体印入り)を念のためと思って持って行っていたので、それを代表に渡し、委員長に提示した。するといくつか言い訳を述べた後、「今日のところは預かり、計画省に問い合わせてから署名する。」という結論を述べた。理論的に考えて、すでに計画省トップの計画大臣が署名しているので問い合わせる必要はまったくないのだが。

結局彼の演じたドラマの真相は分からなかったが、フェーズ3の政府分担金の署名はすんなり済み、また、プロジェクト・ドキュメントは署名・押印して後日送付という結論とあいなった。


  1. 2007/08/05(日) 03:00:08|
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誕生日に代表怒鳴る

Two Men outside of Movenpik

[手にしているカメラに気づき写真を撮るようにせがんだ男性ふたり]

今日は朝一で代表の秘書から電話がかかり、地雷除去プロジェクトフェーズ3のプロジェクト・ドキュメントを3セットそろえ、すでに送った手紙のコピーをそえるように言われた。このドキュメントは、計画大臣・UNDPの代表・地雷除去委員会の3者の署名が必要なのだが、大臣が翌日から休暇に出るそうで今日急遽署名をすることになったのだという。そこでそのドキュメントを現在計画省にいる代表と大臣に大至急届けるようにということだった。

その書類をそろえていると、次席から電話がかかり同じメッセージを伝えられた。そして、書類をそろえドライバーに託してほっとしたところで、今度は代表本人から電話がかかってきたが、今度は前の二つとは違い、明日の午前8時半大臣が飛行機に乗る前に署名を行うので、プロジェクト・ドキュメントを3つそろえ、既に送った手紙を代表が書名しなおすということだった。

書類をそろえ代表に持っていくと、フェーズ3の一番大きいドナーから、なんらかのかたちでその援助額を保証する文書がないということで急に怒り声を荒げて「メールでも手紙でもなんでもいいけどその金額を保証する文書がないならこの手紙はサインしないわよ!」と次席と私に向かって叫んだ。

それ以来一日、ヨルダンにあるそのドナーの事務所にコンタクトし金額を保証する旨のメールを送ってもらえるよう依頼したり、プロジェクトにそのような文書やメールがないか尋ねあれば送ってもらうよう依頼したり、出張先の上司と連絡取り合ったりするなど、てんやわんやだった。プロジェクトから連絡があり、コンピューターがウイルスに感染しすべてのデータが失われたと連絡がはいったころ、ドナーからやっと念願のメールが届いた。はぁ。

さらに、地雷除去プロジェクトフェーズ3への政府からの分担金を保証するための文書もUNDP代表と地雷除去委員会の署名のために用意した。フェーズ2の政府分担金が部分的にしか払われていなかったため、これまで払われた額を調べ、払われてない額について支払いを依頼する政府宛の文書を用意した。

休暇スタート当日の大臣との面会の機会をとらえて代表がいくつかの用件を終わらせるために、オフィスの何名かのスタッフに至急の仕事が振られていて、私を含めこれらのスタッフはストレスフルな一日を過ごした。

夜は一転して、友人が催してくれた誕生会は気の置けないもの同士、楽しいものだった。イエメン人、インド人、パキスタン人、アメリカ人、チェコ人、日本人がいて、振り返ってみるとインターナショナルだったが気の合う合わないに国籍は関係ないものだ。


  1. 2007/08/01(水) 23:48:41|
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