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白日の下で  緒方ゆうか Official Blog Site

イエメンより帰国し念願の日本ライフを楽しんでいます 読んだ事、考えた事などアップしますのであなたの考えも聞かせて下さい。 国連開発計画イエメン事務所で勤務中に書きはじめ、帰国して医学部受験勉強、2015年5月1日からは熊本市議会議員の悲喜交々を綴り中

乳がんと里芋湿布(パスター) 鬼塚晶子さん

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本には様々な種類があります。今日は私に知らなかった事を教えてくれて視野を広げてくれた、とても薄い、でもとても貴重な一冊を紹介します。

鬼塚晶子(おにつか・しょうこ)さんによる「乳がんと里芋湿布(パスター)」。表紙は里芋畑で笑顔の鬼塚さんの写真ですが、そこについた吹き出しは「がんになっても元気だよ〜」。

鬼塚さんって誰だろう?と思う方もいらっしゃるかも知れませんね。鬼塚さんは一熊本県民で、自身の体験をこの情報を必要とする方々に届けたいとクラウドファンディング(熊本の一般社団法人ゆずり葉)で資金を集めて本を出した方です。

私が色々書くより、「はじめに」を読んだらこの本の事がよく分かるのでは、と思います。

「私は2回の乳がんを体験しています。
2回目の乳がんは、熊本地震後に大きく膨らみました。しかし、心と食を整え、里芋湿布を使い手当をすると、みるみるうちに、がんが小さくなりました。そして、今もなお私の胸に、直径7ミリほどの大きさで、そこにいます。

100人いれば100通りの治癒の道があると思います。私は里芋湿布を使うと言う、自然療法を選択しました。たとえ同じ治療をしたとしても同じ結果が得られないことがあるということも感じています。手術や放射線などの化学療法で良くなる方もいらっしゃれば、自然療法で良くなる方もいらっしゃいます。きっと、私たちの心と体は、一人一人個性ある、唯一無二の存在だからなのではないでしょうか。

主治医や自然療法家は、私たちに有効なアドバイスをくれるでしょう。しかし本当の治癒者は、自分の1番の理解者である自分なのではないでしょうか。体と心の声を聞き、何を選択し、どのように生きていくか決めるのは、自分自身なのではないかと私は思うのです。

乳がんになった方、自分で治したい方には選択肢の1つとして。あなたの家族や、愛する方には、体と心に向き合うきっかけの1つとして。私が選択肢の1つとして選んだ、自然療法での手当ての日々は、本にしてお届けしたいと思います。

私は医療の専門家ではありませんが、2017年8月末から、自宅にて行った乳がんの手当ての記録を始めました。その手当てとして選んだ里芋パスタは食事療法とともに実行したことで、とても良い効果を得ることができました。しかし、その治療はスムーズに行ったわけではありません。乳がんを里芋パスタで中治療したと言う情報があまりにも少なく、とても不安な出発でした。だからこそ、私がこの手当てを写真に撮り、記録を残していこうと思ったのです。そして、2度の乳がんを体験したからこそ感じる様々な心の葛藤なども、正直に嘘偽りのない記録として、本にして出そうと考えました。(以下省略)」

鬼塚さんにがんができた時、1回目は職場で辛い思いをし、辞めたかったけれど辞められなかった時、2回目は熊本地震で大きな不安を抱いていた時。心と身体の深いつながりと自分に正直に生きる事の大切さを感じます。

治療を始めたときは、がんが大きく膨らんで皮膚を突き破って出てきそうなほどの大きさでしたが、治療を始めるとだんだん小さくなってついには体にぽっかり空いた穴から黒い塊りが出てくる様子が生々しく写真で見る事ができます。

写真は衝撃的ですが、食餌療法と里芋湿布でがんがどんどん小さくなり、ついには体から押し出される様子は、私たちの身体の治癒力の強さ、心と身体のシンプルだけど神秘的なつながりを感じます。

この本がどれくらい入手しやすい(しにくい)か分かりませんが身体の驚異の治癒力を知るためにもおすすめです^_^

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  1. 2020/05/24(日) 01:06:29|
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パパラギ 

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Covid19騒動の中、色々なバトンがSNS上で回っていて、私も友人から「ブックカバーチャレンジ」のバトンを受け取ったので、マイペースで本を紹介します^_^ 本はたくさん読むから迷うけど、7冊という縛りはあまり気にしないでおこう笑

最初は「パパラギ」。

COVID19騒動で、ツイアビの言葉に宿る真実がさらに光る。

多くの私たちはシステムの中で生きている。そしてそのシステムは誰かによって作られ、動かされている。もちろん私たちもその中に組み込まれ生きる事を選ぶ事によって、無意識の集合意識でそのシステムを動かしているとも思う。しかし、意識的に動かしている少数の者たちがいると思う。

「パパラギ」は多くの私たちが組み込まれているシステムを、まだ組み込まれていなかったサモアのツイアビによる洞察のことばが記録されたもの。

システムの中で生きる事を選んだとしても、ツイアビの言葉を理解して意識的に選択すれば、今回の様な事態に備える事ができたり、翻弄されにくいと思う。

以下、少しだけ抜粋。ぜひ全文読まれることをおすすめします。私が大学生のインターンさん達を受け入れる時は、必ずこの本の「束になった紙について」を読んでもらってから、毎回数紙の新聞の読み比べをしてもらっていました。

「お前たち、明敏な我が兄弟よ、私たちは皆貧しい。太陽の下、私たちの国ほど貧しい国はない。私たちの所には、箱にいっぱいの丸い金属もなければ重たい紙もない。パパラギの考えから言えば、私たちは惨めな物乞いなのだ。
 だがしかしお前たちの目を見、それを金持ちのアリイ(紳士、男)のものと比べるなら、彼らの目はかすみ、しぼみ、疲れているが、お前たちの目は大いなる光のように輝いている。喜びに、光に、命に、そして健康に溢れ、輝いている。お前たちの目は、パパラギの国では子供だけしか持っていない。言葉も話せない、それ故お金の事はまだ何も知らない子供だけしか。
(中略)
1人の人間が、他の人たちよりずっとたくさんのものを持つとか、1人がうんとたくさん持っていて、他の人々が無一文、と言うようなことを私たちは許さない。その習わしを大切にしよう。そうすれば私たちは、隣の姉妹が不幸を嘆いているのに、それでも幸せで朗らかにしていられるあのパパラギのような心にならずに済む。」
「物には2つの種類がある。1つは私たち人間は何の苦労もせず、あの大いなる心が作り出すものである。今1つはたくさんの人間が苦労し、労働して作り出すものである。」(要約)
「ところで今、白い人々は、私たちも豊かになるべきだといい、彼らの宝物を私たちの所へ持ってきたがっている。『われわれは君たちに、欲と言うものを押し付けねばならない』私たちの国をよく知っているあの人が、こう言っているのを聞いたことがある。「そうすれば君たちも、もっと仕事をする気になるだろう」と、この賢い人が続けた。

  1. 2020/05/24(日) 00:16:27|
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紛争解決と創造性

hybiscus
友人が本を出しました!
友人といっても、アメリカ留学時代に本当に世話になった兄ちゃん的な存在です。
そしてその奥さんは今でもお姉ちゃん的な存在です。

本のタイトルは:

Creativity and Conflict Transformation: Alternative Pathways to Peace



紛争を解決する際に、「創造性」が不可欠と言われる。
でも、その紛争を解決に導く「創造性」とは一体なんなのだろう??と
彼自身の問いに答えた書。

著者の新井たつしさんのインタビュー:
http://blogs.worldlearning.org/now/2012/03/20/interview-creativity-and-conflict-transformation-with-tatsushi-arai/

十年以上前に初めてアメリカ留学した時は、英語もままならない状態だったそうですが

今ではアメリカで「紛争研究」の助教授をし、現場の人々も目からウロコのセミナーを
行い、本まで出版しました。もちろんこの本は、彼がこれから書くたくさんの本の一冊
に過ぎないでしょう。彼を見ていると、初めはできなくても、周りが馬鹿にしても、
挑戦し続ければ、人は大きく飛躍することを教えてくれます。いつも回りにインスピレーションを
与えてくれる、たつ、ありがとう!

そして、おめでとう!

  1. 2012/03/24(土) 19:49:02|
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知っていましたか?

Edo Volunteer

浮世絵師の「歌川広重」は安藤重右衛門という名の武士だったということを!私はこの本を読むまで全く知りませんでした。

気に入ったのは、鞠塢(きくう)という人の辞世。
「隅田川 梅のもとにて我死なば 春咲く花の肥料ともなれ」




  1. 2007/07/24(火) 23:30:49|
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“Wonderful Ways to Love a Child” by Judy Ford

Wonderful Ways to Love a Child

「子どもに「愛」と「笑い」をもたらす最高の方法」 ジュディ・フォード著

「座右の書」ということばがあるが、この本に出会うまでは2度読み返したいと思う本は1冊もなかった。一度読んで既に内容のわかっているものをなぜもう一度読むのだろう?読み返す時間があるのなら、別の本を読みたい。すでに読みきれないほどの数の本がこの世に存在するのに、と思っていた。

私は子供がいないけれど、この本を読むと、子供を持つこと・子育ての限りない歓びが疑似体験できる。子供を持っている人はさらに深く、大きく心を動かされると思う。自分の子供が自分のもとに生まれてきてくれた奇跡と計り知れない感動を再び感じ、子育ては決して義務ではなく、blessingであることをやさしく思い出させてくれるのではないだろうか。

この本はおすすめというより、私が大好きな一冊。もちろん日本からイエメンに持ってきた。遠くで子育てに奮闘している友人におくりたい。きっと子育てがこれまでより少し楽になって、これまで以上に楽しくなるはずです。


  1. 2007/07/23(月) 23:52:48|
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Salmon Fishing in the Yemen

Salmon Fishing in the Yemen

“Salmon Fishing in the Yemen” by Paul Tordayをやっと読み終わりました。と言っても、わりと面白かったので、洋書にしては早めに読み終わりました。何ヶ月が前に読み始めたけど、面白くなくて、まだ読み終わっていない本もあります。

Salmon Fishing in the Yemenは、とある大金持ちのShekhがイギリスのエンジニアなどの協力を得て、イエメンのワディに鮭を導入しようとするお話です。特にイエメンに来たことのある方には、情景が思い描けたり、共感できる部分があって、よりおもしろいと感じると思いますが、文章のスタイルも工夫してあります。主に登場人物間のメール、手紙、また日記やその他の記録によって話が進んでいきます。最後の方はやたらと長く、描写の詳しい(普通の人が書かないような)日記が多くなったりして、少し著者もアイディアが尽きたかな、という感もありましたが、結末の部分ではこの記録式のスタイルが効いていると思います。劇的な結末に、長々しくうるさい解釈もなく、静かに幕を閉じるような終わり方です。ただ、主人公のDr. Alfredのその後はあまりハッピーでないと思いませんか?あと妻のMaryとの関係も?な感じですね。

イエメンにいる方はぜひ夕暮れのカフェにでも座って、この本を読んでみませんか?きっと楽しいひと時を過ごせると思います。


  1. 2007/07/22(日) 23:21:33|
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